♥ イノセントな恐怖。

起きたのが午後三時です。目覚めのおやつの時間……orz

稀な休みなのに勿体ねー！
何も予定が無いと、とことん寝続けるのが白餅です。猫に挑戦できるんじゃないかと思う。（にゃんこは睡眠が十六時間と聞きます）

その後、母上とドトールでティータイム（英国テイストを目指している訳ではない）をした後、スーパーで買い物です。三日分の料理材料を一気に買おうとすると大変なことになります。出不精家族！　カゴから落ちそうで心配ならなかったインスタントコーヒー。

礼賛、リアル且つ凡庸な日常！

夕食を食べて、ＮＡＲＵＴＯを観賞す。久しぶりすぎて、とんでも展開にビックラする。知らない人がいるよ……。

漫画に追いつかない様にかもしれませんが、展開がゆっくりしていていいね疾風伝。
細かい演出・描写に花丸。これも人気アニメ故に成せる業か……。


そうして現在に至る。
あれ、勉強は……？

どんなに喚いても明日のテストは不動です……。
春早々、桜を散らす気です。

『エコール』を見ました。

人生で不思議映画ワースト１。
制作はやはりヨーロッパだったか……と。お国柄は色濃いです。

さて、ツタヤが下したこの作品に対するジャンルは「その他」。
確かにこれはジャンルがつけ難いね……！

絵画の世界ですね。聖域、楽園、妖精、純粋、古城、樹海、劇場、舞踏、処女。
白い匂いしかしない所に、ふと黒い何かがちらつく。一貫して、そんな雰囲気。

現代文の授業で、感性を作品に隷属させる現代流行りの「見せる」映画と、見る者に解釈の自由を与える「見られる」映画についての文章を読みましたが、まさにこの映画は「見られる」映画だと思いました。一つの結論に、絞らないストーリーを見せてくれます。……展開は非ッ常にスロウです。

一方でロリータ好きにはたまらないのかなぁ……とも思います。結構、露骨だよ！（笑）
これは私の目が濁っている証拠の穿った見方ですけど……まあ、見れば分かりますよ。ＰＧ－１２は妥当かな……。
実際、そういった定評が多いです。
ていうか、こういうのって言い方一つ変えるだけでどうとでもなりますしね。性の無さを神聖視～とでも言っておけば、やましくも何とも無い様に見えるんでしょう。
芸術だからって高尚？　そんな馬鹿な。裏側は案外、汚れていたりするもの。

そういう先入観とか偏見って難しいですね……。疚しさを抱いても、それを含めて自分を受け入れる度量の大きな人間になりたいです。低俗とか高尚とか、過去が、他人が、文化が決めた枠組みで物を見たくない。自分の中で新たな教義を作りたい……とか言うと、個人主義って捉えられるのかなぁ。別にこれを他人に押し付ける気は無いですよ。ただ、判断を文化に依存して行いたくないって事です。といっても、私を作るのは文化なんですけれども……混乱。

大脱線だ……。

見た人がどう思うかで、この映画は良くも悪くもなるでしょう。それが普通だと言いたいのです。要するに。


……ともかく。
その中に落ちる禁忌にぞっとしたのは私です。外と中が触れ合う瞬間にときめいたのも私です。

美しい恐怖です。