♥ Moby Dick

やっとレポートが形になりました。
後は最終調整して提出するだけだ！
来週でテスト諸々全てが終わります。そしたらまたゲーム制作に着手したいなぁ……。

そういえば課題の関係でメルヴィルの『白鯨』を読んでるんですがね、私の小説という概念を見事にぶち壊してくれました。（笑）私の信じている小説の形式がない！私の視野が狭苦しかった証拠です……良いショックでした。世界は広いという当たり前を再発見できました。良かった良かった。
何とも自由で、臨場感と躍動感が溢れているんです。展開は紆余曲折するくせに、何で最後はあんなに見事に閉じていくのかなぁ。終わりと最後がつながってメビウスの輪だこれ！ﾋｬｯﾎｰと大興奮しました。
あともし作中、その場にいたとしたら感じるであろう刹那の思考がリアルすぎる。メルヴィルの事物の描写、解釈が面白すぎる。表現が象徴的なので、色んな解釈（私のレベルじゃ妄想だが）ができますね。本当は翻訳でなく原文で読めればいいんですけど、英語力ないから無理。悲しいですね。
外国文学って高校時代はほっとんど読みませんでしたが、英文科に入って読む機会が増えて、新しい発見が色々あって楽しいかもしれません。

でも三島さん以上の陶酔にはやっぱり出会えないなぁ……そこはやっぱり私が日本人アイデンティティを持っているからなんですかね。私の考える一番美しい日本の文章は、やはり日本人作家の日本語作品にしか感じられないんでしょうか。翻訳文学じゃ中々味わえないですね。文章に対するうっとりって。


余談ですけど、Led ZeppelinにMoby Dickという曲がありますが、これってやっぱりメルヴィルの『白鯨(原題：Moby Dick)』から取った曲名なんでしょうか。


時間だ。バイト行ってきます。