♥ この斑点は生まれつきのもの。

思春期は終えたと高を括っていたのさ……。
あの頃は鸚鵡みたいに物事反復して悩みの海に沈んでました。クエー、クエーと。（それ最早、鳥なのか？）

悩み出すとですね、悩んでる自分に酔ってですね、悩んでる状態って安定していないようで案外、安定していてですね、だってそうですよね自分の殻にこもって安全地帯で自分と対話するわけで、其処には自分と自分しかいないしね。他人が居ないからね。とても安心だね。そして結果的にリフレインになったりね。

涙が流せるまでになったら成功なんです。
俗にいう、カタルシスですよ……！
涙に罪を乗せて彼方に飛んでゆけー☆をさせるんです。
私の場合、とても有効でした。
泣いてる自分が好きだった。その瞬間だけ、自分が綺麗な生物に思えてですね。
や～、モチ幻想です……けど。　orz


しかし何だか。
相変わらずだった。

箱に仕舞って底に沈めてただけだった。酸素、抜いたはずなのにー！
毬藻みたいに浮かんできた。道理で水面がぷくぷくしてると思った。
定期的にカタルシスしないと駄目らしいですね……。

最近、ヒトカラも行かなくなったからですかね……？
暇はあるんだが、衝動が足りんのだ……！（ﾟдﾟ）

３６５日、ニコニコニコニコしてくれれば良いのに。
仮面でヨロシイ？　こっちも仮面ですからってさー。
所詮マスカレードだって、この世の幕張りを行った心が、悪だ。
その捻くれた目線が、賢い真似をする心が。
アプリオリって怖。
誰が私を今の私にしたんだろう。誰にもこんな私を指導された覚えは無いのに。

結局バラバラになるんだから、期限付きの関係性なんだからって言ったら、あの子の咎めるような返答、そんなの悲しいって。一生、付き合える人を作れるって。
何てあったかい心なんだ。妬ましいわ。何回もアナタ、潰されてたのに。拒否されても向かっていくんだって。どうしてそんなに頑丈で居られるんだろう、人を信じられるんだろう、図々しいくらい（良い意味で）他人を愛せるんだろう。

私の隣に並んじゃ駄目だ！　私の言葉を聞いちゃ駄目だ！
私には何で無いんだ。スクリーン、曇ってる。ほんとに曇ってる！


そして無表情、怖。あれは怖い。一番怖い。

振り向いた時に、笑顔で無かったらどうしよう。
何コイツ、とか外見で変なレッテル貼られたらその時点で終焉。怖。進展できない。
やっぱり、自分から話しかけるのって、怖。
どれだけ親しい人でも。
まだ顔見知り程度の人でも。
まじ怖い。たまんない。
振り向いた顔が笑顔であることを確認できるまでの時間、本当に怖い。

お父さま。アナタはいつも笑っていてくれる。だから私は安心して娘をやっていられる。
でも時々怖くなる。私はアナタに似すぎている。場合によれば、心理を紙に写せるはず。
思い出と現在を、切り離して考えることが出来る人だから、今、私が、素敵な私を崩したら、あっという間に嫌われることが出来るって、分かる。思い出だけ大事にして、今を切るってことを、私はし続けている。アナタも絶対、同じ事が出来る。


声が震えないように努力してる。誰にも私、気付かれませんようにって祈ってる。
あの横顔に嫉妬してる。
幼女にさえ嫉妬してる。
惜しみなく、そう惜しみなく！　確かなものが無い！　切っても補修される保障が見つからない！


じゃあ逆に言えば、私も３６５日笑い続けてなきゃ駄目なんだ！！！
だってそう解釈できた！！！

そう思って、維持しようと努力したら。
虚構の城から水がポタポタ漏れ出しててあさまし！

彼女は何を責めたんだろう。
私のアプリオリ？　それとも私のアポステリオリで学んだ判断の実行？

茎を辿れば確実に私のアプリオリが根源なので。
私自身を否定したのか。

それはそれで正しい判断であるかもしれない。

だから元々が駄目なんだよ。駄目って自覚してるから隠すんです。流石に自分にまで盲目でいたくない。
だって本当を曝け出したら、誰もいなくなっちゃうじゃん。
でも本当は知って欲しい。その上で隣にいてくれる人、欲しい。
でも本当を見せるのは怖い。
囲まれるために、辛い環境を作らないために、努力して、努力して、でも結局零れて、責められたって……何なの一体。
理不尽って感じるのは真っ当なのかそうでないのか知らんが。


理解されない程度に断片的に喚く日があった。
段々、皆の心にいる私の自然体が分からなくなった。どう振舞ってましたっけ？


今のところ、他人は唯一人で良いって気付いた。
アヴァンギャルドだか異端だか言われそうだが、私だけの秘密なんで関係ない。明かす気も無い。